アイドルの人間らしさ


ジャニーズの沼に再び落ちて、早何ヶ月。

わたしが主に情報収集の手段として利用しているツイッターでは、様々なことが起きていた。


ふと、曖昧になっていた、自分がアイドルに対して求めているものはなんだろうと、考えてみた。いろんな人の意見も見た。そこで『あ、これは自分の考えに近いな』と思ったのは、『生きてるだけでファンサービス。今日も日本のどこかで美味しいご飯を食べてあったかい布団で眠って、楽しく生きててほしい。アイドルやっててくれてありがとう』というものだった。

なんていうか、ただアイドルという職業に就いた同じ人間であって、それ以上でもそれ以下でもない存在で、ステージでキラキラと輝いてる彼らがわたしは好きで、だからプライベートな部分にはそこまで強い興味がない。

たまにテレビやラジオ、雑誌で話しているようなプライベートなエピソードももちろんかわいらしくて好きだけれど、やっぱりわたしが好きなのはステージの上で輝く彼らだった。


ここらへんは話すと長くなるので端折るけど、わたしが彼らを好きになったのは、コンサートやテレビの中での彼らを見たことが一番のきっかけだったので、その占める割合は大きい。



でも、少し違ったのは、ただそのアイドルとしての姿だけではなくて、今まで生きてきた経験や知識、その人それぞれの理念や信条などの内面がふと見えたとき、あとちょっと詰めが甘かったねーって思うことも、そこに人間らしさを感じられて、わたしはそこも含めて彼らの魅力だと思って、とても好きだと思っている。




以上の点を踏まえて、これからの文章を書きます。

内容は、先日自分が初めて行ったコンサートでのことですが、レポでもなんでもないです。そのとき自分が見て感じたことを、忘れないように自分に言い聞かせるように残しておきたくて文章にしました。














先日、NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLAND 和歌山公演初日に行ってきました。


何を隠そう、初NEWS。デビュー時から応援してるけど、ジャニーズから離れてる期間があったりとろ火だったりで、知らないこともいっぱいある超ド新規も同然の小山担です。



コンサートに行けることが決まってからは、それを目標にいろんなことをがんばれたし、テレビで彼らの姿を見たり、SNSなどを駆使して知らなかった間の彼らのことを知ったり、それはもう会えるのを毎日とてもうきうきしていました。(ちなみにライブがおわった翌日から熱が出て2日寝込みました)




そんな中、だんだんSNSを介して本人たちのとてもプライベートな情報が漏れ出て、それをもとにNEWS担や他担の方々のさまざまな憶測や批判が飛び交っているのを目の当たりにした。


まあ、その件に関してはいろいろと思う人があるだろうけど、

自分としては、プライベートまでキラキラアイドルである必要はないと思っているし、恋愛も交友関係も自由だし、人間なんだから失敗の一つや二つあると思っている(まあ、法に触れるものはダメだけど)し、プライベートな部分までアイドルを求められるときっと息苦しくて仕方ないと思うし、アイドルである以前に1人の人間としての人生があると思っている。考えや性格も含めて。まあプロ意識を持ちなさいよといわれたらそこまでなんですけど。




(完全に個人の思想なので、異論は認める)





何言ってんのかよく分かんなくなってきた。


話はかなり逸れたけど、それが自分が楽しみにしている初ライブの前だったので、実に不安だった。

良くも悪くもいろんな情報が入ってくるもので、すごく悲しい言葉を並べたいわゆる愚痴垢なるものを発見してしまい(今まで何年もツイッターの中で生きてきて初めて見た)、批判のうちわ作ったから持って行くだのソロ始まったら座るだの、まあこれはほんの序の口だったけどもっとおそろしい言葉もあって、すごく不安だった。


さっきも書いたけど、わたしはステージの上でキラキラと輝いている彼らが好きだ。

だから、こんなものを見てしまった以上、なんというか、上手く言葉にできないけど、へんな人が居るんじゃないか自分も彼らもそんな人たちを目にして悲しい気持ちになってしまうのではないかと、すごく不安だった(語彙貧ゆえに不安だったとしか自分の心情を表せないのが悔やまれる…)






でも、そんなことはただの杞憂だった。

コンサートが始まれば、ステージの上でほんとうに輝いていたし、ファンも彼らのことを力一杯に応援していた。

何もかも忘れさせてくれるようなパフォーマンスは、まあ、あの、わたし初めて行ったので比べる対象がないけど、誰よりもすばらしかったと思う。(語彙貧)




そしてMC。

わちゃわちゃしてる仲良しなみんなは最高にかわいかったので、見ていてとても幸せだった。


彼が1人ステージに残り、ファンしかいない閉鎖された空間で、もしかしたら今回の事を何も知らない人が居るかもしれないあの空間で、何一つぼやかしたり曖昧にしたりせず、はっきりと話をしたことは、とてもパワーが必要だったと思う。

最後には『俺が今ここでこんなこと言うのは間違ってるから。俺は我儘だからみんなの前で流れを切って話したけれど、他の人が何も言わないからってそれを肯定だと思わないで。モヤモヤさせてごめんね。』と、誰も傷付けず締めくくってはけていったとき、そこに『アイドル』の彼はもちろん『人間らしい』彼も存在しているように思えた。




何度も言っているけど、わたしはステージの上でキラキラしているアイドルが好きです。

でも、人間らしい彼らもまた好きです。


正直、言わなくても良かったことかもしれないけれど、言っちゃったし、でも誰も傷付けない。それは彼だから出来たことで、そこには彼の人間らしい部分がとてもあらわれていたと、強く思った。

アイドルである以前に、1人の人間なんだなって。



まあ、このMC後の発言に対しても、いろいろとみんながそれぞれ思うことはあるのかもしれないけれど、わたしはあの場に実際居たからこそ感じられた彼の表情や声色、会場の空気を知っているから、こういう考えに至っている。

だからと言って、この件に関して自分と違う意見の人を非難したいわけでも、誰かに認められたいわけでもないです。

ただ、そこで感じたことがあったから、忘れたくなくて、ここに書きました。




熱が出てる時にばばばーっと書いたから自分でも何言ってんだって思うとこもあるしオチも何もないけど、それも含めて自分の気持ちです。

もし、ここまで読んでくれていた人が居たらありがとう。